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新型コロナウイルスが世界的に蔓延をし始めてから1年以上が経過をしようとしています。この1年間で世界のサッカー界にも大きな影響を及ぼしています。その影響がある中でも、世界のサッカーリーグやクラブは様々なアイディアや行動で 「with コロナ」を目指し、時代に合わせながらサッカーと向き合っております。
今回は、新型コロナウイルスによる影響も考慮した上で、アジア各国のリーグやトライアウト状況についてまとめさせて頂きますので、是非、お読みください。
まずは、「タイリーグ2021シーズン・後期」について記載をさせて頂きます。
※これから始まるタイのシーズンは、「タイリーグ2021ー2022シーズン・前期」となりますが、ゴールスポーツエージェンシーでのトライアウトの区切り、また、他国のサッカーリーグのスケジュールとの連動を考慮し、タイトルには「タイリーグ2021・後期」と記載をさせて頂きますこと、ご理解をお願い致します。
タイリーグはアジアサッカー連盟が定めるAFCリーグレベルランキングで8位となりアジア全体でもトップ10入り、そして、東南アジアの中で最もリーグレベルが高いという評価を受けています。アジア内でのクラブチームNO.1を決めるアジアチャンピオンズリーグでもブリーラム・ユナイテッドやムアントン・ユナイテッドがタイリーグの評価をアジア内で認めてもらうには相応しいような活躍を披露しております。
タイリーグは新型コロナウイルスの影響を大きく受け、欧州各国のリーグと合わせて9月に開幕をする秋春制を2020−2021シーズンから導入致しました。これに伴い、タイが最も暑いと言われている4月と5月の試合が無くなったりとメリットもありますが、Jリーグなどの日本国内のリーグスケジュールとズレが生じることにより、日本からタイリーグへの移籍がより難しくなったとも言えるでしょう。
これから始まりますタイリーグ2021−2022シーズンのリーグスケジュールと移籍期間も下記にまとめさせて頂いておりますのでご確認ください。
リーグ編成については、タイリーグ2020−2021シーズンと同じとなり、全国リーグのタイリーグ1部とタイリーグ2部、そして、6つの地域からなる地域リーグとなっているタイリーグ3部の3カテゴリーがプロリーグとして外国人枠も設けられており日本人選手を含めた外国人選手が加入出来ます。
タイリーグ1部から3部までの新しいリーグスケジュールと移籍期間も発表されましたので下記をご確認ください。こちらのスケジュールはタイリーグから正式に発表されたものとなりますが、今後、変動する可能性も大いにあることを事前に理解しておく必要性もあります。
【リーグ戦スケジュール】
●タイリーグ1部 2021年7月31日(土)〜2022年5月21日(土)
●タイリーグ2部 2021年7月31日(土)〜2022年4月30日(土)
(プレーオフ) 2022年5月 8日(金)〜2022年5月29日(金)
●タイリーグ3部 2021年9月 4日(土)〜2022年2月27日(日)
(プレーオフ) 2022年3月12日(土)〜2022年4月24日(日)
※タイリーグは2020シーズンから秋春制を採用し、リーグスケジュールが大きく変更されました。
【移籍期間スケジュール】
●タイリーグ1部&2部
前期:2021年 5月5日(木)〜2021年7月27日(水)
後期:2021年12月8日(木)〜2022年1月 4日(水)
●タイリーグ3部
未定(2021年5月21日現在ではFIFA-TMS、または、リーグ側から正式に移籍期間が発表されていません。予想ではタイリーグ1部&2部と同じスケジュールになる可能性もありますが、別途、タイリーグ3部のみ移籍期間がズレる可能性もあります。)
※FIFA-TMSを参照。リーグ戦のスケジュール次第では移籍期間が変更される場合もありますのでご注意ください。
上記のスケジュールを基に、タイリーグ1部または2部で早いクラブは5月中旬からローカル選手を主体とした練習を開始し、殆どのクラブは6月上旬から外国人選手も加えながら、リーグ開幕に向けて準備を致します。また、タイリーグ3部のクラブはリーグ開幕がタイリーグ1部&2部と比べ約1ヶ月ほど遅れる為、ローカル選手を主体としたトレーニングを6月上旬から始めるクラブが一部あり、殆どのタイリーグ3部のクラブは6月中旬から下旬を目安にリーグ開幕に向けたトレーニングを開始致します。
タイリーグ1部&2部は外国人選手向けのトライアウトは殆ど行われなくなっています。また、こちらの記事を読まれている多くの選手が該当すると予想されるタイリーグ3部のクラブにて日本人選手を含めた外国人選手向けのトライアウトが本格的に開始されるのは、最終的にはタイリーグ3部の移籍期間次第ではありますが、7月上旬から8月上旬頃には徐々にピークを迎え始めてくるのではと予測を立てております。
タイリーグ1部は3+1+∞、タイリーグ2部は3+1+1、タイリーグ3部は3+0+0となっており、数字の左側から「国籍が関係無い外国人枠」、「アジアサッカー連盟の管轄内のパスポート保持者のアジア人枠」、「アセアンサッカー連盟の管轄内のアセアンパスポート保持者のアセアン人枠」となっております。
日本人として最も重要なのはアジア枠があるか無いかとなっており、タイリーグ1部と2部に関しては今までのシーズンと大きくは変わりませんが、タイリーグ3部では2020−2021シーズンからアジア枠が撤廃されたことにより、日本人選手にとっては大きなデメリットが生まれました。
どれくらいの実績を持っていればタイリーグのどのカテゴリーのクラブと契約が出来る可能性があるのかと言う質問を頂く機会も多いので、参考として記載をさせて頂きます。
タイリーグ1では、2019シーズンに細貝萌選手がブリーラム・ユナイテッドと、また、2020−2021シーズには丸岡満選手がBGパトゥム・ユナイテッドと契約を致しました。ブリーラム・ユナイテッドとBGパトゥム・ユナイテッド共にタイを代表するクラブであり、細貝萌選手と丸岡満選手は直近にJリーグクラブに所属をしていましたが、それ以上に元日本代表やブンデスリーグ(ドイツ1部リーグ)での経歴が評価され、上記の2クラブと契約が出来たと予測しています。
タイリーグ2では、2019シーズンにJ1での出場実績がある松村亮選手がラヨーンFCに、J3での出場実績がる南部建造選手がカセサートFCに加入をしております。
タイリーグ3では、JFLや地域リーグ1部または2部でのプレー実績がある選手、そして、大卒選手がトライアウトを通じて加入をするパターンが多くなっております。
上記をまとめますと、タイリーグ1はJ1またはJ2、そして、欧州でもキャリアを積んだ選手が好まれる傾向があり、タイリーグ2ではJ3または東南アジア各国で活躍をしてきた選手達にチャンスがあると考えらえています。また、タイリーグ3は地域リーグとなりチーム数も多く、予算もばらつきがある為、比較的、どの選手にも拓かれたリーグと言えるでしょう。
2020シーズン・前期(2020年2月)の開幕時にはタイリーグ2部に1選手、タイリーグ3部に3選手、タイリーグ4部に10選手の合計13選手が所属しておりました。その後、新型コロナウイルスの影響によりリーグスケジュールと移籍期間の変更があり、2020−2021・前期(2020年・9月)の再開時に、新たにタイリーグ2に1選手が契約、2020−2021・後期(2020年12月)の時期には、新たにタイリーグ2に1選手、タイリーグ3に1選手が契約をし、シーズンを通して、タイリーグ2部に3選手、タイリーグ3部に4選手、タイリーグ4部に10選手の合計17選手が契約を致しました。
また、2019シーズンでは、タイリーグ1部に2選手、タイリーグ2部に5選手、タイリーグ3部に6選手、タイリーグ4部に8選手の合計21選手が所属をしておりました。
下記に参考資料と共に契約実績の選手プロフィールや写真もありますので、エージェントまたはコーディネート会社を選ぶ際の一つの検討材料としての参考にご覧ください。
参考資料1▶︎ タイリーグ 2020シーズン契約選手実績一覧
参考資料2▶︎ タイリーグ2019シーズン契約選手実績一覧
2021年5月2日現在のタイ国内の新型コロナウイルスの状況は、累計65,153名が感染者となり、第三次新型コロナウイルス感染拡大により、様々な規制がタイ国内で出ており、ロックダウン寸前の状況です。
タイリーグはオフ期間中(5月2日現在)となっており、シーズンは行われておりませんが、一部規制によりサッカーのトレーニングが出来なかったり、ジムが閉鎖されていたりという状況です。
日本人がタイに入国をする際には、14日間の隔離が必要となっております。以前よりは入国へのハードルは下がっていますが、入国をするにあたり揃えるべき資料等も多々あり、十分な時間を確保してタイへの渡航の準備を行う必要があります。
近年のタイリーグは選手のレベルも上がりアジア各国から注目を浴びている状況で、日本や韓国のリーグからタイリーグへ選手が移籍を果たしたり、タイリーグで活躍した選手が日本や韓国のリーグに移籍をしたりと、タイリーグよりも実力があると言われているリーグとの国際移籍が活発化しています。
また、コンサドーレ札幌所属のチャナティップ選手や横浜Fマリノス所属のティラトン選手など、日本で活躍をするタイ人選手も数名おり、日本側からもタイリーグの実力や価値がより評価されている状況となっております。
タイリーグは東南アジアの中でトップレベルの実力を持つことからタイリーグ1部でプレーが出来れば、周辺国への移籍のハードルは下がると考えられていますが、タイリーグ1部が最も高い給与も準備され、他東南アジアのリーグへと直接的に移籍をする選手は限られています。
また、以前よりもタイ国内でのステップアップを果たす選手も増えており、タイリーグ2部から1部へ、3部から2部へとタイ国内での活躍次第ではより良い環境に身を置くことも可能となっています。
近年、タイリーグでは契約を獲得するためのハードルが高くなっている状況ではありますが、その分、一度、タイリーグのクラブと契約をし活躍が出来れば下のカテゴリーから上のカテゴリーまでステップアップが出来る可能性が十分にある環境が整っています。
日本国外の中では最も多くの日本人選手が所属し戦っているタイリーグは、これから海外にチャレンジをしたいと考えている選手やプロサッカー選手として少しで良い待遇や環境で勝負をしたい選手にとってはとても刺激的なリーグです。
近々、タイリーグへの挑戦を考えている選手がいらっしゃいましたら、GOAL SPORTS AGENCY まで是非お問い合わせください。2013シーズンからアジアサッカーに携わり、アジア全土の18(+1カ国)カ国にて合計128選手の契約に携わり、確かな実績と経験のあるコーディネーターやエージェントと共にあなたのタイリーグでのプロサッカー選手キャリア作りのサポートを全力でさせて頂きます。
お問い合わせは こちら まで。