NEWS
Contents
新型コロナウイルスが世界的に蔓延をし始めてから2年以上が経過をしようとしており、徐々にではありますが世界各国でパンデミック前の雰囲気に戻りつつあるなと感じています。約2年間閉ざされていたリーグや動きが鈍くなっていたリーグがありますが、急激に移籍が活発化されたり、今までとは違った移籍の実例が出てくるとも予想をされており、我々 GOAL SPORTS AGENCY は時代の流れを迅速に予測をしつつ、アジア各国のサッカーと向き合っております。
今回は、アジアの中でも最も日本人選手が多く加入し、プレーをすると言われている「タイリーグ2022ー2023シーズン・前期」について記載をさせて頂きます。
※これから始まるタイのシーズンは、「タイリーグ2022ー2023シーズン・前期」となりますが、ゴールスポーツエージェンシーでのトライアウトの区切り、また、他国のサッカーリーグのスケジュールとの連動を考慮し、タイトルには「タイリーグ2022・後期」と記載をさせて頂きますこと、ご理解をお願い致します。
タイリーグはアジアサッカー連盟が定めるAFCクラブコンペティションランキングで9位となりアジア全体でもトップ10入り、そして、東南アジアの中で最もリーグレベルが高いという評価を受けています。アジア内でのクラブチームNO.1を決めるアジアチャンピオンズリーグでもブリーラム・ユナイテッドやBGパトゥム・ユナイテッドがタイリーグの評価をアジア内で認めてもらうには相応しいような活躍を披露しています。
タイリーグは新型コロナウイルスの影響を大きく受け、欧州各国のリーグと合わせて9月に開幕をする秋春制を2020−2021シーズンから導入致しました。これに伴い、欧州のサッカーカレンダーとはスケジュールが近しいものとなりましたが、Jリーグなどの日本国内のリーグスケジュールとはズレが生じることにより、日本からタイリーグへ直接の移籍はより難しくなったとも言えるかもしれません。
これから始まるタイリーグ2022−2023シーズンのリーグスケジュールと移籍期間も下記にまとめていますのでご確認ください。
リーグ編成については、タイリーグ2021−2022シーズンと同じとなり、全国リーグのタイリーグ1部とタイリーグ2部、そして、6つの地域からなる地域リーグのタイリーグ3部の3カテゴリーがプロまたはセミプロリーグとして外国人枠も設けられており日本人選手を含めた外国人選手が加入し、プレーすることが出来ます。
タイリーグ1部から3部までの新しいリーグスケジュールと移籍期間も発表されましたので下記をご確認ください。こちらのスケジュールはタイサッカーのメディアから発表されたものとなりますが、今後、正式にタイリーグまたはタイサッカー協会からリーグスケジュールが発表され、スケジュールが変動する可能性も大いにあることを事前に理解しておく必要性もあります。
【リーグ戦スケジュール】
●タイリーグ1部 2022年8月12日(金)〜2023年5月14日(日)
●タイリーグ2部 2022年8月12日(金)〜2023年4月30日(日)
(プレーオフ) 2022年5月 6日(土)〜2022年5月27日(土)
●タイリーグ3部 2021年9月に開幕予定、閉幕未定
(プレーオフ) 未定
※タイリーグは2020シーズンから秋春制を採用し、リーグスケジュールが大きく変更されました。
※タイリーグ3部はTAと呼ばれる実質4部のタイアマチュアリーグのスケジュールにより変動する為、開幕と閉幕スケジュールが現時点では未定となっております。
【移籍期間スケジュール】
●タイリーグ1部&2部&3部
前期:2022年 5月25日(水)〜2022年8月 9日(火)
後期:2022年12月19日(月)〜2023年1月17日(火)
※FIFA-TMSを参照。リーグ戦のスケジュール次第では移籍期間が変更される場合もありますのでご注意ください。
上記のスケジュールを基に、タイリーグ1部または2部で早いクラブは6月中旬からローカル選手を主体とした練習を開始し、殆どのクラブは7月上旬から外国人選手も加えながら、リーグ開幕に向けて準備を致します。また、タイリーグ3部のクラブはリーグ開幕がタイリーグ1部&2部と比べ約1ヶ月ほど遅れる為、ローカル選手を主体としたトレーニングを7月上旬から始めるクラブが一部あり、殆どのタイリーグ3部のクラブは7月下旬から8月上旬を目安にリーグ開幕に向けたトレーニングを開始致します。
タイリーグ1部&2部は外国人選手向けのトライアウトは殆ど行われなくなっています。また、こちらの記事を読まれている多くの選手が該当すると予想されるタイリーグ3部のクラブにて日本人選手を含めた外国人選手向けのトライアウトが本格的に開始されるのは、7月中旬から下旬頃には徐々にピークを迎え始めてくるのではと予測を立てております。
タイリーグ1部は3+1+∞、タイリーグ2部は3+1+1、タイリーグ3部は3+0+0となっており、数字の左側からブラジル人やセルビア人が主となる「国籍が関係無い外国人枠」、日本人や韓国人が主となる「アジアサッカー連盟の管轄内のパスポート保持者のアジア人枠」、フィリピン人やミャンマー人が主となる「アセアンサッカー連盟の管轄内のアセアンパスポート保持者のアセアン人枠」となっております。
※2023シーズンからAFCチャンピオンズリーグの外国人枠が変動をする為、タイリーグの2022ー2023シーズンの外国人枠も変動する可能性があると聞いていますので、正式に発表があった際にはこちらの記事も更新を致します。
日本人として最も重要なのはアジア枠があるか無いかとなっており、タイリーグ1部と2部に関しては今までのシーズンと大きくは変わりませんが、タイリーグ3部では2020−2021シーズンからアジア枠が撤廃されたことにより、日本人選手にとっては大きなデメリットが生まれました。
どれくらいの実績を持っていればタイリーグのどのカテゴリーのクラブと契約が出来る可能性があるのかと言う質問を頂く機会も多いので、参考として記載をさせて頂きます。
タイリーグ1では、ブルガリアやポーランド1部で活躍し日本代表にも招集された経験がある加藤恒平選手がチェンライ・ユナイテッドに加入、また、Jリーグや天皇杯でも優勝経験があり、U23日本代表でも5試合に出場経験があるエスクデロ競飛王選手がチェンマイ・ユナイテッドに加入をしております。
タイリーグ2では、J2で114試合の出場経験があり、J3とJFLも含めると279試合の出場歴がある関光博選手がラノーンFCに加入。タイリーグ3では、J1クラブの所属経験があり、J2で50試合、J3で137試合に出場経験がある廣田隆治選手がチェンライ・シティFCに加入、欧州のリトアニア1部でプレー経験がる小池晃弘選手がパッタニーFCに加入をしました。
上記をまとめますと、タイリーグ1はJ1またはJ2に所属経験もありU23またはA代表に招集された経験がある選手が好まれる傾向があり、タイリーグ2ではJ2またはJ3、そして、東南アジア各国で活躍をしてきた選手達にチャンスがあると考えらえています。また、タイリーグ3は地域リーグとなりチーム数も多く、予算もばらつきがある為、比較的、どの選手にも拓かれたリーグと言えるでしょう。
過去3シーズンの GOAL SPORTS AGENCY のタイリーグでの契約獲得状況ですが、2021ー2022シーズンは、タイリーグ2部に2選手、タイリーグ3部に12選手の合計14選手が契約をし、タイリーグの舞台でプレーをしています。
2020シーズン・前期(2020年2月)の開幕時にはタイリーグ2部に1選手、タイリーグ3部に3選手、タイリーグ4部に10選手の合計13選手が所属しておりました。その後、新型コロナウイルスの影響によりリーグスケジュールと移籍期間の変更があり、2020−2021・前期(2020年・9月)の再開時に、新たにタイリーグ2に1選手が契約、2020−2021・後期(2020年12月)の時期には、新たにタイリーグ2に1選手、タイリーグ3に1選手が契約をし、シーズンを通して、タイリーグ2部に3選手、タイリーグ3部に4選手、タイリーグ4部に10選手の合計17選手が契約を致しました。
また、2019シーズンでは、タイリーグ1部に2選手、タイリーグ2部に5選手、タイリーグ3部に6選手、タイリーグ4部に8選手の合計21選手が所属をしておりました。
下記に参考資料と共に契約実績の選手プロフィールや写真もありますので、エージェントまたはコーディネート会社を選ぶ際の一つの検討材料としてご覧ください。
参考 ▶︎ アジアトライアウト2022シーズン契約選手実績一覧
参考 ▶︎ アジアトライアウト2021シーズン契約選手実績一覧
参考 ▶︎ アジアトライアウト2020シーズン契約選手実績一覧
2022年4月8日現在のタイ国内の新型コロナウイルスの状況は、累計381万人が感染者となり、1日あたりの感染者数も2万5千人前後を行ったり来たりしている状況で感染を抑え込んでいると言える状況ではないのですが、街中の雰囲気はパンデミック前に戻りつつあります。
タイリーグ3部は昇格をかけたプレーオフオフのみ開催中、タイリーグ1部と2部は現在もリーグ戦が行われています。サッカーに関する新型コロナウイルスの影響はかなり少なくなっており、公式戦も有観客で行われております。
日本人がタイに入国をする際には、ワクチンを2回打っている人はPCR検査の為に指定ホテルに1泊のみ滞在をする必要があるのみで、以前よりは入国へのハードルはかなり下がっており、タイと様々な国に行き来をする人も増えてきています。
近年のタイリーグは選手のレベルも上がりアジア各国から注目を浴びている状況で、日本や韓国のリーグからタイリーグへ選手が移籍を果たしたり、タイリーグで活躍した選手が日本や韓国のリーグに移籍をしたりと、タイリーグよりも実力があると言われているリーグとの国際移籍が活発化しています。
また、タイ代表のチャナティップ選手がコンサドーレ札幌から川崎フロンターレに移籍をした際にはJリーグ市場最高の移籍金が動いたとも言われており、日本側からもタイ人選手やタイリーグの実力や価値がより評価されている状況となっております。
タイリーグは東南アジアの中でトップレベルの実力を持つことからタイリーグ1部でプレーする事が出来れば、周辺国への移籍のハードルは下がると考えられていますが、タイリーグ1部が周辺国の中では最も高い給与も準備され、他東南アジアのリーグへと直接的に移籍をする選手は限られている状況です。
また、以前よりもタイ国内でのステップアップを果たす選手も増えており、タイリーグ2部から1部へ、3部から2部へとタイ国内での活躍次第ではより良い環境に身を置くことも可能となっています。
近年、タイリーグでは契約を獲得するためのハードルが高くなっている状況ではありますが、その分、一度、タイリーグのクラブと契約をし活躍が出来れば下のカテゴリーから上のカテゴリーまでステップアップが出来る可能性が十分にある環境が整っています。
アジア圏のリーグの中では最も多くの日本人選手が所属し戦っているタイリーグは、これから海外にチャレンジをしたいと考えている選手やプロサッカー選手として少しで良い待遇や環境で勝負をしたい選手にとって、とても魅力的であり、刺激的なリーグです。
近々、タイリーグへ挑戦を考えているサッカー選手がいましたら、GOAL SPORTS AGENCY まで是非お問い合わせください。2013シーズンからアジアサッカーに携わり、アジア全土の19カ国(+欧州1カ国)にて合計140選手の契約に携わり、確かな実績と経験のあるコーディネーターやエージェントと共にあなたのタイリーグでのプロサッカー選手キャリア作りのサポートを全力でさせて頂きます。
お問い合わせは こちら まで。